山の「ガス」
白馬岳(1932m)は大雪渓と花畑でよく知られている。それで、夏は、訪れる人で賑わう。 ただ、山の常として、天候は急変する。この日も急に「ガス」がでて、見通しがきかなくなった。 今回は、もともと、頂上へ行く予定はなかったので、この時点で引き返すことにした。これで丁度よかったかな、というのが正直な気持ち、それ以上登る気にはならなかった。 ふと、若い頃、白馬を縦走した日を思い出し、時の流れを感じ、しばし、感傷にふけることにはなった。
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