浜名湖自転車道

　　　　　　　　　　　　　　浜名湖自転車道は、新居から三ケ日までの浜名湖東海岸を周遊する自転車専用道路。片道約48キロ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下図参照

　　　　　　　　　　　　さらに、三ケ日から一般道で西岸を回って浜名湖を一周することもできる。東側の浜名湖自転車道は

　　　　　　　　　　　　快適だが、西側一般道は車との併走部分が多く、案外大変。東側だけ往復してもよい。　1日コース。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(大崎付近から、礫島や湖西連峰をみる風景は抜群。そこはゆっくり走ってみたい）

　　　
浜名湖周辺と自転車道路

　　　　
　　浜名湖自転車道と距離（地図１０００００分の1）

　

　　アクセス　　浜松市区役所に「浜名湖自転車道」のパンフレットがあるのでそれを利用。

　　国道１を浜松方面から行き、弁天を経て、中浜名橋を右折するとすぐの所に出発点がある。　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

浜名湖自転車道　新居ー舘山寺

	出発点を示す標識から、自転車道を行くが、車との併走になる。車は結構多く、あまり快適とはいかない。北に向かって浜名湖大橋を渡り、村櫛に入る。村櫛では浜名湖周遊自転車道の標識を見て、自動車道を離れ自転車道へ。舘山寺まで快適。
	浜名湖自転車道始まりの標識

	村櫛にある自転車道への標識

浜名湖自転車道　舘山寺ー東名北

	舘山寺着。そこからパンフレットにあるような道を見つけるのが案外大変。（最下欄参考）道は車道を越えた所にある赤い細い道。パルパルの東側の海辺経由。その後、再び車と併走。途中、その広い自動車道から分かれ、国民宿舎へ通じる道をのぼる。そして、右に細い道が見えてきたら、そちらに乗り換える。ここもわかりにくい。（最下欄参考）東名をくぐり、やっと新しい自転車専用道が現れる



舘山寺の東、車道越え、赤い細い道	国民宿舎への道から分かれるの細い道

浜名湖自転車道　東名北ー三ケ日青年の家

	東名北の新しい自転車道から北に向かう。景色も道もよい。伊目小の西の岬をまわるあたりから東名を振り返ると、なかなか良い眺めである。まもなく、前方に「澪つくし橋」が見えてくる。「澪つくし橋」から今度は南に向かう。（手前に遠州大橋ができたので、その橋を通ると、この間は省略できるが、澪つくし橋まで行くのが楽しい。）その後、海岸を回って西気賀に出ると、また、一般道である。ことに佐久米あたりの道は狭い。車に注意。三ケ日青年の家の西側に海岸へ降りる道がある。この道、見落としやすい。（最下欄参考）



澪つくし橋（前方、赤い橋）	青年の家の西、海岸への降り口付近

浜名湖自転車道　三ケ日青年の家ー三ケ日駅

	青年の家から海岸沿いに行くようになると、快適。ことに大崎のあたりはいい、礫島、遠くは湖西連峰も見える。絶景。ただ、その道も終わりとなりしばらく、一般道。レイクサイドウエイの方に入る自転車道を見つけるまで標識に気をくばる。最近、新しい標示版ができ、わかりやすくなった。レイクサイド入り口から自転車専用道を少し行くと陸橋にぶつかるので自転車をひっぱってのぼり、おりる。車道と併走になるが自転車道は海岸沿い。立派な自転車専用道である。やがて、リゾートタウン。ここで、道がとぎれる。聞いて自転車道を見つけるしかない。標識に出会えば、三ケ日まで、まぎれることはない。



レイクサイドウエイの自転車道	タウンはずれにある自転車道標識

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　　　エッセイ「浜名湖自転車道を行く」

　　　
　　　　浜名湖自転車道の終点に近い礫島付近

　

　　　　　　　　浜名湖自転車道は、新居と三ケ日を結ぶ自転車専用道路である。浜名湖の東岸をずっと行くので、景色

　　　　　　　　は抜群で、よく整備されている。ただ、途中、ちょっと一般道を走らなければならない所があり、そこは分か　　

　　　　　　　　りにくい。自動車と併走しなければならないのも苦痛である。それ以外はめったにないすばらしい自転車道

　　　　　　　　である。

　　　　　　　　少し寒くなってから走るのが好きである。人がいない。湖岸を吹く風は強く、冷たくはなる。だが、美しい浜　　　　

　　　　　　　　名湖にかかる「浜名湖大橋」「東名」「澪つくし」などの橋を見ながらのんびり走ることができる。ことに礫島を　　

　　　　　　　　はさんで湖西連峰が見える「大崎」あたりは最高である。
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　全部走って約５０キロ。いい気分である。だが走り終えてみると、何だか変な気分である。「なるほど道はす

　　　　　　　　ばらしい、だが、何か変だ。」である。そう、コンベアーに乗せられ走らされたという感じである。作られたコ

　　　　　　　　ンクリートの道は、やはり人工の匂いがする。田舎道を「ヤッホー」と叫び、土とたわむれ、右に左に好き

　　　　　　　　なように走り回る、あの解放感がない。

　　　　　　　　そして、その時、ふと、「おもしろうてやがてかなしき鵜舟かな」という芭蕉の一句が浮かんできた。

　　　　　　　　　これも、やはり変か。

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