周辺地図
　　　　　　　　　　　　　
                             
賢島は島としては珍しく、電車、近鉄志摩線が入り、その終着点になっている。それで島と言う感じはせず、志摩観光の単なる拠点だと思っている人も多い。事実、インターネットで｢賢島」を検索すると、出てくるのはほとんど旅館やホテルの名前、そして志摩観光の紹介である。
だが、賢島は周囲7.3ｋｍの立派な島である。昭和４年「海の軽井沢」として開発されたが、それ以前は英虞湾で一番大きな無人島であった。だから、豊かな緑、優しい自然が沢山残っている。幸い、賢島パークホテル｢みち潮」の女将、高木 さん手作りの素晴らしい散策図がある。下図は高木さんの地図を簡略化したもの。
余話　賢島の近くに「多徳島」、「間崎島」（次のページで紹介）がある。高木さんから「多徳島も間崎島もすてきな島なので開発されずに今のままでいてほしい所です。」　というメールをいただいた。正直言って、一瞬、驚いた。女将なら、開発され、発展すれば、客も多くなりーーー、と喜ぶのが普通だが、高木さんはあえて「開発されずに」と、言ってきた。大変うれしかった。自然を愛する人なんだ、だからあんな素晴らしい自然の散策図が出来るんだ、と、もう一度感心した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＷＡＬＫＩＮＧ

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
地図の関係で出発点は「みち潮」にしてあるが、歩き方は散策路を好きなように歩けばよい。１時間で一通りは歩ける。丁寧に歩けば２時間。自然を心ゆくまで堪能でき、景色のよい海にもめぐり合える。

出口真珠（養殖場）

賢島大橋（夕日ケ丘近くから）

志摩マリンランド